こんにちは
プレシャスクリニック院長の清水です。
ミラドライ治療にまつわるHPの記事から、気になることをピックアップして、私なりの考えを伝えよう!第4弾
今回はミラドライ施術後のワキ毛の状態について
ミラドライはFDA(アメリカの厚生省にあたり、医療機器などの認可を行っているところ)で多汗症治療の治療器として認可が下りましたが、その後、治療後の顕著な減毛効果が認めれらることによって、脱毛治療(減毛治療)も認可が下りました。
要は国がミラドライの脱毛効果を認めたということです。
毛根と汗の細胞が非常に密接して存在していること、特にアポクリン腺は毛穴から汗が排泄することなどからも、ミラドライの治療で毛根が同時に破壊され、脱毛効果があることは考えられますが、それが公式に認められたことになります。
ではどのくらいの減毛効果があるのでしょうか?
これは私の実体験から見てください。
ワキの写真です(汚くてごめんなさい)。
どちらも、全く手入れをしていない、いわゆる無処置の状態です。
右はミラドライで治療を受けた3年後の状態です。
脱毛効果があるといっても、つるつるの状態ではありません。
でも、ここまで脱毛効果があるのはすごいことなんです。
その昔、稲葉先生が言っていたことなのですが
(稲葉先生はもうお亡くなりになっていますが、ワキガの大御所の先生で、独自の削除器(今でいうローラークランプ法に似た方法だと思います。)を開発して、皮膚を極限まで薄く削り取る術式を編み出しました。それは匠の技で、稲葉先生は1mmの薄さまで皮膚を削っていたそうです。)
”不思議だなぁ、毛根を全部取っても毛が生えてくるんだよ”
当時は再生のメカニズムなんてわかっていなかったし、毛根がなくなれば毛が生えなくなると信じられていたからです。
それほど永久脱毛って難しいのです。
いまでは、毛の再生する幹細胞が毛穴の浅めのところ(具体的には立毛筋付着部です)に存在していることがわかり、毛周期という存在もあり、毛根の深さは一定していないことがわかっているので、科学的に解明されていますが。
そういうことで、レーザー脱毛でも1回の治療でこれほどまでの脱毛効果は得られません。
男子で、治療後の毛の状態を気にしている方もいられますが、この程度なので、気にされなくてもよいかと思います。