プレシャスコラム

2023.09.15

多汗症とわきがの関連性は?

多汗症とは、その名の通り、一般の人よりも異常に多く汗をかく症状を指します。この症状は、局所的に大量の汗が出る場合と、全身が多汗な場合の二つに大別されます。
汗をかくと臭いが気になることがありますが、その臭いがわきがとは限らないことを知っておきましょう。通常、汗の臭いは酸っぱいものですが、わきがは独自の臭いが特徴的です。臭いの種類も個人差があり、玉ねぎのような臭いや香辛料のクミンに例える人もいます。
わきがは、アポクリン汗腺が発達していることによって引き起こされます。この症状は、たとえ汗をかかなくても脇周辺に臭気を放つため、多汗症とは異なります。ただし、わきがの人が運動などで汗をかくと、その際に臭いが発散されるため、周囲の人が臭いに気づきやすくなります。
要するに、汗をかいた際に臭いが発生することは一般的であり、必ずしもわきがだと断定すべきではありません。多汗症とわきがは異なる症状であることを理解しておきましょう。

text

多汗症がわきがの引き金に?

多汗症とわきがは別の症状であるものの、両者には関連性があることを理解する必要があります。多汗症からわきがが併発するケースも存在します。この関連性のキーワードは「アポクリン汗腺」です。アポクリン汗腺は、汗を分泌する腺です。
汗腺には、臭いを放出しないエクリン汗腺と、臭いを発するアポクリン汗腺の2つがあります。わきがの特有の臭いはアポクリン汗腺から発生します。わきがの人は、このアポクリン汗腺の数が多いという特徴があります。
私の研究では、耳垢が湿っている人はアポクリン汗腺を持っていますが、耳垢が乾いている人はアポクリン汗腺を持っていません。大量の汗をかくとエクリン汗腺と同様にアポクリン汗腺からも汗が分泌されます。その結果、アポクリン汗腺を持っている人は、わきが臭を発生させる可能性が高くなります。つまり、多汗症がわきがの発症を促進する要因となることがあるのです。

相談しずらいデリケートゾーンの「すそわきが」。原因や特徴、治療法について解説

「すそわきが(スソガ)」は、デリケートゾーン、つまり陰部からワキガのような臭いが発生する状態を指します。この臭いは非常に独特で、自分では気づきにくいため、男女を問わず悩む人がいます。特に性交渉の際などに問題とされることがあります。

 

相談しずらいデリケートゾーンの「すそわきが」。原因や特徴、治療法について解説

「すそわきが(スソガ)」は、デリケートゾーン、つまり陰部からワキガのような臭いが発生する状態を指します。この臭いは非常に独特で、自分では気づきにくいため、男女を問わず悩む人がいます。特に性交渉の際などに問題とされることがあります。

 

相談しずらいデリケートゾーンの「すそわきが」。原因や特徴、治療法について解説

「すそわきが(スソガ)」は、デリケートゾーン、つまり陰部からワキガのような臭いが発生する状態を指します。この臭いは非常に独特で、自分では気づきにくいため、男女を問わず悩む人がいます。特に性交渉の際などに問題とされることがあります。

従来のフォトフェイシャルを超える
光治療のフェイシャルトリートメント

都内でもまだ導入台数の少ない、最先端の美肌用光治療器です。シミ、ソバカス、くすみだけでなく、肝斑、赤ら顔にも効果を発揮します。BBL(ブロードバンドライト)という光を照射することによって、肌トラブルの原因である皮膚表層のメラニン色素や、深層にあるヘモグロビンを破壊します。破壊したメラニン色素やヘモグロビンは、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)により、自然に体外へと排出されます。そのため、健康な肌を傷つけることがありません。

また、線維芽細胞の働きを活性化して、美肌には欠かせないコラーゲンを生成。お肌のハリや弾力性を引き出し、キメを整え、毛穴も引き締めます。治療時間も短く、ダウンタイムもほとんどないため、治療後は当日から洗顔やメイクも可能です。メイクをされないでお帰りになる方も、日焼け止めは必ず塗るようにしてください。

顔全体 22,000円(税込) (ビタミントリートメント込)
ビタミントリートメント 5,500円(税込)

日焼け前の肌断面(イメージ)

日焼け後の肌の断面(イメージ)

1カウンセリング

お肌の状態を見ながら治療法についてご相談致します。フォトフェイシャルについてご不明な点は、お気軽にお尋ねください。

多汗症を治す

多汗症の人が必ずしもわきがになるわけではありませんが、多汗症を治療することで、わきがの発症リスクを減少させることができる可能性があります。ただし、多汗症の治療がわきがの治療と一致するわけではないことに留意する必要があります。多汗症の原因は臭いを放出しないエクリン汗腺に関連しており、わきがの臭いを発するアポクリン汗腺とは異なります。
多汗症の人は、通常、エクリン汗腺が異常に活発であるか、交感神経が過剰に刺激されている可能性が高いとされています。多汗症を治療しようとする際、外科手術によってエクリン汗腺を切除したり、交感神経を切除またはブロックしたりする方法が考えられます。しかし、わきがの原因はアポクリン汗腺にあるため、多汗症治療が同時にわきが治療として機能するわけではありません。
外科手術による切開は大きな傷跡を残すことがあり、これが新たな精神的な苦痛となることもあります。そのため、外科手術を軽率に選択する前に、外科手術以外の治療法を検討することが重要です。外科手術以外でも、例えばミラドライのような治療法を検討することで、外科手術と同等の効果を得ることが可能です。保険対象外の治療であっても、精神的な負担やリスクを考慮すると、非外科的治療法を検討する価値があることがあります。

お悩みの方は一度専門医に相談してみましょう

多汗症とわきがは異なる疾患であり、適切な治療が可能であることが理解いただけたかと思います。もし自身の汗の量や臭いに異常を感じた場合、医師に相談することをお勧めします。医師の診断により、適切な治療法が提供され、不安を軽減できるかもしれません。明確な違いは「臭い」にあるため、専門医師のアドバイスを受けることが最も安心で解決への第一歩と言えるでしょう。

多汗症のミラドライを研究し続けている 医学博士が行う”ミラドライ”

私は30年、昭和大学で形成外科・美容外科を担当し、特にレーザー治療に造詣が深いです。大学では准教授として、学生の教育も行いながら、美容医療の研究を行ってきました。レーザー治療を美容医療で扱うようになってから、機械を使う美容医療の研究を行うようになりました。最近では、このミラドライという治療器がとても効果があることを知り、その研究を続けています。私の研究によると、このミラドライは手術に匹敵するほどの効果が得られています。こういうような研究成果を皆様にお伝えしたいと考え、このサイトを作りました。ワキガ・多汗症でお悩みの方の助けになればと思います。


当院のミラドライ治療は全症例を医師が行っております。

クリニックへのお問い合わせはこちら

最終予約受付期限は
予約日の2営業日前の19時まで

(例えば、土曜日の予約をキャンセルしたい場合は木曜日19時までにご連絡ください)

予約の変更に関しては最低2営業日前の19時までにご連絡ください。
治療待ちの患者様が多くいらっしゃることから、予約日間際の変更をされる患者様に関しては次回のアポイントを控えさせて頂く場合がございますのでご了承ください。